「最初の100完歩」について

2019.5.30号の学校だより「須田っ子」第3号を昨日お配りしたところですが、巻頭写真(運動会の50m徒競走スタート写真)の右下に「最初の100完歩」という文字を入れました。

「完歩」とは、本来、「歩き抜くこと」や「四足歩行の動物の歩幅(約7~8m)」を表します。「100完歩」なら、700~800mという距離になりますが、写真の1年生の走り歩幅(約50cm)、競技距離(50m)から、「100完歩」にしました。

それでも、「走っている」とか「二足歩行」なのでは? そうなんです。この「100完歩」は、そのままの意味を伝えている訳ではありません。そのために、「最初の」という言葉を頭に付けました。

確かに「完歩」は、7~8mの歩幅を表していますが、ゴール前のわずか1完歩の距離の中でも全力で走り抜く姿をイメージさせる言葉です。

それが、100完歩続く50m走とは?

50mの徒競走をしているすべての瞬間に「大逆転があったり、最後まで他の友だちの背中を必死に追いかけたりするドラマ」が展開されている、その「最初の」(入学して最初の)感動場面なんです。学年は違いますが、全校の子供たちがかつて経験したきたことですし、そこから今も挑戦し続けている姿を象徴する言葉と考えています。