「新」は「木を切ること」
平成31年度が始まりました。「新」という漢字は、「斤+木+辛」が組み合わさった文字で、「斤=斧で木を伐る」と「辛=刃物」で、「刃物で木を伐ってつくる薪(まき)」を意味するそうです。その後、「新しい切り口のさま」から「切り口のみずみずしさ」や「色や香りの鮮やかさ」が感じられることから、「新しい・今までにない状況を生み出す力を持った」と広がりを見せたそうです。
私たち須田小学校も、新しい気持ち(目と耳)で子供たちとともに学びを進めてまいります。そのために次のことを大事にすることを話しました。(学校だより1号の巻頭言でも触れます)
スタートを切る:「木」を切るために ~ 新しい自分を生み出す
・「分からない、できない」は恥ずかしいことではない。でも、「分からない、できない」をそのままにしておくことは恥ずかしい。困った時は、周りの人に「分かりません」「教えてください」「ありがとう」の3つの言葉を使って、周りの人と仲良くしましょう。
・いつでも近くに本を持ちましょう。教えてもらうのは人だけではありません。本の中にも教えてくれる様々な人がいます。ドンドン本を読みましょう。前に読んだ本でも、1学期と3学期、または1年生の時と6年生の時、学校と家で読むとでは違った発見があります。図書館の本を丸ごと読むくらいの気持ちをもちましょう。
・時間どろぼうにまけないでください。「ぼーっと生きてんじゃねえよ」とチコちゃんに怒られる前に、家庭での時間の中から、10分でも15分でもスキマ時間を見付けて、家庭学習・家庭読書・絵を描く・音楽を聴く・ゲームをする等、上手に楽しみながら時間を使いましょう。時間泥棒は、知らないうちに、みなさんの大切な時間を取って、後には「ぼーっと生きてんじゃねえよ」という言葉を残していきます。
・新しいノートを一冊(家庭学習ノートでもいいです)を用意して、毎日すること・したことを書いていく。書くことで、自分の頑張りが目で見てわかります。言葉だけ「よーし。がんばるぞ!」と言っても、すぐに時間泥棒がやってきます。自分の頑張りやもっと工夫できることを見付けるために、ノートを準備しましょう。