3月に入り、それぞれの学年で学習のまとめに入っている様子が感じられます。
◆3年生は算数で、円の中に二等辺三角形を書く活動をしていました。ちょっと復習ですが、コンパスで円をかきます。コンパスの針を刺したところが、その円の「中心」です。そして、コンパスのもう一方についている鉛筆でかいた線の長さが「円周」です。ここまでは「目に見えるもの」です。
ここからが肝心です。「目に見えないもの」をイメージしてください。コンパスの針で穴を開けた「中心」から鉛筆でかいた「円周」までの部分の長さ-目には見えませんが、ちゃんと長さがあります。透明な線です。それが-「半径」です。
このことを踏まえると、円の中心「針の穴」から「円周」(鉛筆の線)のどこでもいいので、2本の線を引いて、さらに「円周」と交わった2つ点を結んでできる三角形は、いつでも二等辺三角形になります。
◆この学習内容は、以前紹介した「高校入試問題」を解くための基礎知識になっています。
つまり、「三角形」×「円」×… と習ったことを組み合わせていくことがとても大事なことを、改めて「教えられました」。
◆4年生の教室では、総合学習のまとめをしていました。「新潟県と信濃川」、「信濃川の生き物」、「信濃川の昔と今」 信濃川を題材に様々な学習のまとめをしていました。資料を比較したり、図を知れたり工夫をしていました。この学習活動も将来の子供たちにつながっています。
・もし、信濃川がなかったら、どうだろう?
・信濃川の生き物って?
・信濃川の水害から守るやり方って、昔と今で何が違うの?
まとめている横からいじわる質問をしました。「(もし信濃川がないと)お米や果物が作れないし、須田でくらしていけない」「(信濃川の生き物には)魚、亀、…(水を使って生きている生き物はほかに?)…私たち人間も!」「(水害から身を守るために、今は工事(公助)、昔は工事(共助)をして…? 自分たちでできることはないかな(自助)」などなど。
◆総合学習から導き出される答えは様々です。でも、そこに至るまでの道筋(調べる内容)は様々、見付けた答え(考え)も様々。
子供たちといっしょに考える中で、(子供たちから)教えられ、(大人も)育てられる場面もあることを感じました。