ミラーリング効果

◆それでも、頭の中では「ニコニコ笑顔」!

今朝、1ヶ月ぶりの「ひまわりあいさつ運動」がありました。ひまわり会のみなさんは、もちろん「ニコニコ笑顔」で挨拶をします。ほとんどニコニコ笑顔で挨拶を返してくれる中、眠そうな顔であいさつする子どももいました。

それでも、子どもの脳の中では、「ニコニコ笑顔」で笑っているのだそうです。ただ、表面に現れるところまでにはいっていない。「ニコニコ笑顔」より「ねむいあくび」の方が勝っているということです。

◆これは、ミラーリング効果!!
ミラーリング効果って、相手の仕草や行動、言動などをミラー(鏡)のように真似ることことで、相手に親近感を与える事ができたり、好感を持ってもらうことに役立ちます。例えば、笑顔で挨拶をする相手のまねをして、笑顔で返すことで、より親しみを感じやすくなります。

つまり、「相手がすきだからニコニコするのではなく、反対に、ニコニコするから相手のことが好きになる」ということです。
これは、相手の人がしたこと(言ったこと)を見たり(聞いたり)すると、それを自分の脳の中の神経(ミラーニューロンというそうです)が働くからだそうです。人は他の動物とは違い、生まれたときから、一人ではなく集団で(お互いをまねし合って)生きていく能力をもっているということになるそうです。

笑うから楽しくなり、泣くから悲しくなり、一緒に協力することで仲良くなり…。

◆発想を変えると…
ということは、「子供の失敗を怒ると、次から失敗をしない」は成立しません。
「子供が失敗したら?」
もうおわかりですね。「失敗した子供の問題点を指摘する」より「次にうまくいくための望ましい言動」を一緒にじっくり丁寧に考える姿を見せることが大切です。そうすれば、次(次の次、10回、100回、それ以上続けていくと)は、ミラーリング効果が発揮して、「ごめんなさい」ではなく「次にどうすればいいか自分で考える子供になる」ことを信じたいです。それが、「須田小アンテナ」の発想です。