須田小学校では、本年度、各教員が2回(「道徳」授業と各専門教科授業)の授業づくり研修をしています。本日は、2年生の「道徳」授業です。
大縄大会に向けた練習に励む学級で、どうしても縄に引っかかってしまう子供。泣きべそをかく子供に様々な対応をする(注意、励まし、一緒に練習など)クラスの友達。
結果として優勝できずに泣きべそになった全員が手にした「たからもの」は何かについて考える授業でした。
「心の理論」という言葉があります。算数の式で書くと、「自分」≠「他人」です。つまり、「他の人は、自分とは違う考え方や感じ方をもっている」という考え方です。あたりまえでですが、これが大人でも実に難しいんです。
例えば、「相手が、自分の思った通りに行動(理解)してくれない時についイライラして…」なんてありませんか。気づかないうちに自分と他人を同一視している訳です。簡単に言えば、相手の立場に立って考えることなんですが、口で言うほど容易にはできません。子供でも。
これは、人との関わりの中(大人との関わり、もちろん授業の中での対話でも)で育っていきます。今後とも、子どもたちが、自分と友達の考え方の違いを意識し撚り合わせていく力をつけていきたいと思います。