始業式を終え、各教室で2学期の学習を始める子供たち。カメラに撮影された一コマは、一瞬の姿を切り取ったものです。でも、その姿をつなぎ合わせていくと、大切なことが見えてくることがあります。
今日は、初日ということもあって、提出物を「確認する」作品を「集める」様々なものを「配る」2学期のことを「決める」など、様々なことがありました。
「(作品を)集める」ことでも、黒板一杯に作品を貼って、自分の作品と友達の作品を比べながら鑑賞する姿があちました。テーマも構図も色彩も様々な作品を前に、子供たちは、全体の中での自分の作品の位置付けをしていることは確かです。子供たちの肩が前に向いていましたから。このミニ鑑賞会は、きっと文化祭の作品づくりへの発射台になったと思いました。
2学期から使う新しい許可書をもらった子供たちにも同じ印象をもちました。ピカピカ・ツルツルの表紙を触り裏表紙に自分の名前を丁寧に書いていました。気持ちの切り替えになったと思いました。全ての教科書を机の中にしまい終わった友達の横で、教科書をずっとのぞき込む姿ーどんな勉強をするんだろうーという期待感を大切にしたいです。
また、夏休みの学習の確認プリントをしたり、2学期の係りを決めたりする中で、これまでにないくらい黒板を凝視している子供たちの姿もありました。黒板に書かれた空白の座席表に名簿番号が書かれる毎に口から漏れる声は、まさに「自分事」を意識している瞬間でした。誰が隣か、誰が同じグループか、は子供にとっては永遠の問題です。自分自身に関わる重要課題として、受け止める姿がありました。