6年生の算数「円の面積の求め方」の授業を、全体で参観しました。算数の学習は、前の学年までの学習の積み重ねで進めていきます。このことを「子供目線」で言い換えれば、「今までの学習してきたことをどう使って、目の前の問題を解くか」が、「子供の学び」に繋がります。
◆ウォー!
5年生の時に学習した「足跡」を見た時の子供たちの声です。三角形、台形、平行四辺形、ひし形などを長方形に「等積変形(面積を変えずに形を変えること)」した学びをした子供たち。この資料が、子供の学びの土台となりました。そこに、今日の学習のめあて「円の面積も等積変形して求めよう」に繋がります。
※変形した図形のどこが高さと底辺に当たるのか確認する場面
◆分割して求めよ!(平行四辺形、三角形、台形)
すぐに解決できない問題は、「分割して求めよ」という考え方が大切です。子供たちは、これまでの学習(平行四辺形、台形、三角形の面積を、元の形を分けて正方形や長方形に換えて求める)を遣いながら、円も同様に変形すること(拡散)で求められることに意識を向けました(収束)。
平行四辺形、三角形、台形の形に等積変形して、円の面積を求めるやり方を、同じ考え方のグループ毎で相談しながら「ホワイトボード」にまとめていきます。お互いに考え方を説明しながら、教師は、学習課題「円の面積を等積変形して求めよう!」に繋ぐため、各グループの求め方の共通点を子供たちに問い掛けます。
次の時間は、共通点として上がった円周(底辺に関係ある)と半径(高さに関係ある)を使った言葉の式で整理することで、いつでも活用できるようにまとめていきます。