外国語活動をのぞいてみました

今日は、3・4年生の外国語活動がある日です。ALTのジョディさんと、3年生が、「今日の天気」の言い方を学習していました。「曇りです(cloudy)」「雨です(rainy)」「晴れです(sunny)」など。発音練習の後がゲームです。外国語活動では、ゲームや体を動かす活動が仕込まれていて授業づくりにとても参考になります。

須田小学校は「のぞき見参観(ミニ参観)」を始めました

須田小学校では、教師がお互いの授業を、日常的に「ちょっとだけ」参観し合う取組を始めました。各々の教師がもっている指導技術を学び合い(真似し合い)、自学級の授業改善に生かすために始めました。各自が週2回以上は、他学年の授業を参観し合います。すでに、担任を通して子供たちに伝えてあります。

参考になることは山ほどあります。インターネットよりも。

学習課題(◎)の内容、文字の大きさ、書くタイミング、話す時の子供が集中できる立ち位置、机の上の学習用具の置かせ方、グループ活動の時の言葉がけ等、挙げればきりがありません。

ジョディさんの授業にも素晴らしい点がたくさんありました。

子供が集中するのは、「ちょっと難しい課題」に挑戦したいとき!

話を外国語活動に戻すと、ジョディさんは、天気を表す単語の発音をしばし繰り返した後、ゲーム(ジョディさんがいう単語のテンポに合わせて、子供たちは手拍子を始めます。同時に、発音を繰り返します。ペアになった子供の間には、一個の消しゴムが! ジョディさんが予め決めた単語を言ったら消しゴムを素早く取る。)が始まりました。ルールは簡単ですが、「聞く・叩く・聞き分ける・取る」の要素があって「ちょっと難しい」ので、写真にあるように、子供たちの目や背中は集中していることが伝わってきます。

子供の集中する授業ための3つの取組をしています

「ちょっと難しい課題」の他に、「いろいろな考えを出し合うしかけ」(多様な考え方)、「いろいろな考えを整理するしかけ」(考えのまとめ方)を、子供が成長する学び(主体的・対話的で深い学び)と受け止め、日々取り組んでいます。

「どうしたら効率よく学ぶことができるか?」限られた授業時数の中では大事なことです。しかし、感情をもった人間には、「どうしたら楽しく学ぶことができるか?」は、さらに重要です。「効率性」と「楽しさ」をバランスよく組み合わせるため、「ミニ参観」の成果を授業改善に還元していきたいです。