平成30年度の子供たちの読書量をまとめました。今日が貸出最終日のため、各自の読書カードに書かれた本の冊数を「読書量」としてまとめてみました。
◆全校総冊数は、10,592冊! 一人一人の読書量が増えた!
全校児童96名の総冊数は、10,592冊でした。全部積むと、その高さは、新潟県庁の87mには及びませんが、迫る高さです。(1階3m高として算出 県庁クラスでは1階5m高なので17階程度 ※県庁は18階)
各学年の年間目標冊数(低学年:100冊、中学年:60冊、高学年:40冊)の達成率は、全体の98%の子供たちがクリアしました。残りの子供もあと2~4冊で達成できる冊数でした。これは昨年度よりも20%以上(H29 77%)も向上していました。
つまり、一部の子供がたくさん読んで冊数が増えたのではなく、一人一人の子供たちがたくさん読書をしたと言えます。因みに、約3分の2の子供たちが昨年度よりも読書の冊数が増えていました(約67% 但し、1年生は前年度データがないため除く)。
◆今後の課題は、「多読・再読」そして「味読」
同じ本でも、読むたびに新たな発見をすることがあります。子供たちの成長とともに、子供の心の中には、「保育園の時の自分」『入学したての自分」「6年生の自分」「けんか後の自分」など、「多様な自分」が混在しています。この自分の中の「多様な自分」と対話しながら、読書を楽しむべきだと思います。小学校1年生の時は「ただ面白い」と思ったお話を読み返してみる(自分と比べると)と、別の気付きが必ずあります。本の中の登場人物(書かれていることがら)について、「そうだな」とか「そうかな」と思いながら(自分と対話しながら)本を読んでいるのですから。以前、子供たちに紹介した「3びきのかわいいオオカミ」ですが、低学年の子供たちの感想は「あべこべでへんな話」でした。ベースになっているのは「3びきのこぶた」です。登場人物の言動や役割、そして結末もすべて真逆です。作家さんは外国人ですが、もともと犯罪学者だそうです。動画のリンクを付けておいたので是非!子供と違う感想が発見があるはずです!