今日午後、石川小学校を会場に、加茂市・田上町児童生徒科学研究発表会がありました。3年生以上の学年代表1名の子供が夏休み中の研究の成果を発表しました。
【研究テーマ】
3年生 うく野さい しずむ野さい
4年生 須田の植物調べ
5年生 炭酸の飲み物の中で 何が一番ふき出るか
6年生 炭酸飲料を凍らせるとどうなるか
昨日、ノーベル賞の発表がありました。実験の期間や人員、予算など、子供たちの研究とは比べものにならないくらいの違いはあります。しかし、新聞等を読んでみて、共通する点を幾つも見付けました。
1.自分の「ものさし」;未知のことを調べる研究の結果が客観的に正しいことを、他の人たちにも分かってもうらうために、「ものさし」(自分の予想が実験結果から正しいと言えるかどうかの基準)を自分なりに作っていること
・何㎝増えた(減った)などの単位を調べ比較
・家族などどれくらいの人数が「同じように感じたか」の人数判定で調べ比較
2.正解主義でないこと(失敗がチャンス);予想したことと実験結果がズレた時こそ大発見のチャンス!自分の予想の見方を少し変えて考え直していること
・(見た目だけから)同じ量や同じ重さ等で比べている
・(いつも同じか)何回も、日を変えて調べる
4月のホームページでも紹介しましたが、正解主義(正しいか・間違っているか)で自分の見方考え方(素朴な概念)を切り捨てるのではなく、見直すことが大発見につながると思います。むしろ、うまく行かない方が奥の深い学びになっていくと思いました。来年の科学研究も大いに期待します。
【素朴な概念から論理的な概念へ】「科学の芽を育てよう!」(2018/4/13)より