先週に続いての2度目の三連休です。そして、昼と夜の時間は同じくなる「秋分の日」です。実りの秋は、これからです。
◆「時間」は平等、でも「時間に対する見方」は千差万別。
さて、暦は人間の発明品!世界には様々な暦があり、各々の暦を発明した文化(ものの見方・考え方)も違うそうです。その一つが時間!
◆ローマ人の「時間に対する見方」は、「働き方改革」!
今から2000年前の人たち(といってローマ人)は、私たち日本人と180度違った考えをしていたそうです。「ゆっくり休むこと」がまず先にあって、それ以外の時間で仕事を終わらせるという発想だったそうです。今流行の、「仕事に優劣を付け、重要・緊急なものから先にする」だけでなく、使う時間内でできるための方法を考え、取り組んでいたのだそうです。
こんなことを現実にするために、基本としている考え方は?
◆大切なのは○○しないこと!、
でも、「適当に終わらせる」という発想はしていなかった。膨大な仕事を限られた時間で終わらせるために編み出した考えは、「否定しない」ことです。もう少し詳しく言えば、次のようになります。
①自分と合わない考えこそ大事にすること
②失敗には、罰ではなく、再チャレンジの機会を与えること
一人で仕事が完結するには膨大な時間が必要です。ですから、他者との協力(協働問題解決力)はとても重要です。その際、自分と考えが違っている考えがあった方が、無理のない長く続く仕事ができる、と言うのです。
そして、失敗した人こそ、「何故、失敗したのか」の原因と対策が考えられ、次は成功するはずだというのです。社会(会社でも)が発展している時には、大事にされているものです。
◆これからが「実りの秋の準備」の本番!
4月のPTA総会や地域懇談会の際にもお話をさせていただいたり、ホームページにも掲載させている「須田小アンテナ」(人間力育成の指針)は、上記に①②の考え方を取り入れています。中学校は大人になるための学校(同じことを何度も聞かない=自主自律)、小学校は成功体験をいっぱいポケットに詰め込む学校(自分のいいところを他の人に使う=協働問題解決)です。
休み明けから、「実りの秋」の準備が始まります。体を動かすことが好きな子供、本を読むことが好き子供、そして、表現することが好きな子供、子供によって関心は様々です。「実りの秋」の準備ですので、「試食」ならぬ「試行」は必要です。様々な「自分」に挑戦ができる「これから」にしていきたいです。