毎年、6年生が修学旅行に行く「会津若松」は、保護者の皆様の中にも、行かれた思い出がある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。白虎隊で有名な飯盛山を見学し、演舞も見られたかと思います。
加茂は特別
今からちょうど150年前に起こった「戊辰戦争」は、主に東日本を舞台に起こった出来事です。NHKの大河ドラマもこの時期の作品が多いです。「西郷どん」もそうです。
江戸幕府の体制でいくのか、天皇中心の体制で行くのか、日本中の武士が、ざっくり言えば、東日本の武士(将軍) VS 西日本の武士(西郷どんなど)の対立構図で戦われました。※この辺の情報は、子ども用に作成した冊子をご覧ください。(2019.6.10 改訂5版)
この戦争で被害が大きかったところは、今回の修学旅行先の会津若松、そして、新潟県の長岡です。このことに大きく関係した会議が、加茂で開かれました(加茂軍議)。「米百俵」のように全国レベルで有名ではありませんが、「加茂軍議」によって、対決することに決まり、結果的に長岡のまちは火の海となり「米百俵」につながっていきます。歴史では、「もし」は禁物ですが、この軍議で別の結論が出ていたら、「米百俵」も「白虎隊の悲劇」も生まれなかったかもしれません。そして、この軍議の中にいたのが、長岡藩士 河井継之助 です。小説「峠」(司馬遼太郎)の中でも、ほんの数行しか取り上げられなかった史実です。