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6/1(金) 言葉で、子供の気持ちが見えてくる ~ 主体的・対話的・深い学びをしている子供

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◆「あ行」の言葉は、子供の学ぼうとしている(主体的な)気持ちを表している
 1年生から6年生までの授業を参観しています。担任の先生が黒板の前で説明をしている瞬間もありますし、子供たちが発表をしている(音楽なら声出し)をしている時もあります。1時間の授業の数分から十数分間の間、子供たちの発言を聞いていて、共通する発見がありました!
 それは、あ行(あいうえおの50音表の、あかさたななはまやらわ)で始まる言葉を発している子供は、学習内容に向かっている(大袈裟に言えば、意欲的)ということです。

例えば、先生が黒板に整理した内容を見て、「あっ!」と何か発見した瞬間!
例えば、自分の発言の理由を問われた時に、「だって…」と自分の頭の中にある知識や経験を引き出す瞬間!
例えば、先生や友達の説明を聞いて、「なるほど」と感心する瞬間!
例えば、納得できない説明を聞いて、「はっ?」とぽかんと口を開ける瞬間!
例えば、先に進もうとする時、「まだ…」とこだわる瞬間!
例えば、「わかる!」「わかった!」と、自信溢れる瞬間!  等々

「あ音」ではじまる言葉は、みな口が大きく開きます。自分の中にあるものを外に出したくなる時、口が大きく開くのは当然です。そういえば、赤ちゃんが初めて発する言葉も「あ音」です。

◆今年の須田小学校の授業作りの重点は、自分の考えを相手に伝え・相手の考えを受け止めること(対話的)を、子供たちが身に付けることが求められる力と位置づけています。

 このことのためには、理由や根拠をしめしつつ発言すること指導してきました。この外に、友達の考えに関心をしめす(呼応する)ことがとても大切です。子供同士で自然に「あ行」で始まる反応を出し合える学習は、自分では気付かなかった、様々な考えに遭遇できると思います(深い学び)。 

※写真は、4年国語の物語教材「走れ」から。主人公の女の子の気持ちを、会話文、地の文から推論する学習します。子供たちは、2つの心配事が交錯する主人公の気持ちを、友達の考えをつなぎ追究していました。