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5/23(水) 和食の「もてなし」 ~ 加茂軍議メニュー

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 今日の給食のテーマは、「加茂軍議」です。今からちょうど150年前に起こった明治維新。教科書でも習った記憶があるかと思います。また、150年前という節目の年でもありますので、メディアなどでも多く取り上げられています。NHK大河ドラマの「西郷どん」も、このつながりです。
 「明治維新」は遠い歴史の1ページではなく、その後の日本の「かたち」を大きく変えました。その歴史の転換点にあったのが、新潟県(当時は越後)であった「戊辰戦争」です。新政府軍に対する旧幕府軍、その中にあって、武装中立の立場から問題の解決を図ろうとした中心人物が、あの長岡藩の河井継之助です。司馬遼太郎さんの小説「峠」の主人公です。
 河井の考えた「中立」は実現せず、長岡城は、新政府軍に落ちました。その再起を図って開かれた、たった2回の会議が「加茂軍議」と呼ばれるものです。
 加茂は「商人のまち」と呼ばれる程、豊かな町でした。その財力をあてに河井など旧幕府勢力は、加茂にやってきました。 ※会議の様子は、須田小HPの右メニューの「コンテンツ」内にあります。
 結局、河井の意見が通り、再度長岡城奪還作戦をすることになりました。
  実況!加茂軍議
 「武士のまち」長岡とは違う、「商人のまち」加茂は、当時としては最高のもてなしをして、軍議の成功を目指したとも言えるかもしれません。
 6月には、6年生が会津若松に修学旅行に行きます。加茂と縁の深い土地です。事前の調べ学習とともに、給食で当時の人の思いに少しでも近付いてほしいです。