今年もあと2週間ほどになりました。豊かな春に向けての素敵な冬の到来です。
◆学校でも年末の大清掃で、普段掃除をしないところを中心にきれいにしています。昨日は「すすはらい」でした。でも、よく考えると、
国語辞典では【煤(すす)】
1 有機物の不完全燃焼によって生じる炭素の黒い微粒子。「ストーブから煤が出る」
2 煤煙とほこりが一緒になって天井などについたもの。「天井の煤をはらう」
3 「煤色(すすいろ)」の略。
子どもたちが落としている「煤」はどれ? 教室にあるのは「ガスストーブ」。調べてみると、ガスが不完全燃焼すると、煤が発生するそうです。ということは、(つまり)たくさん煤がでているところのストーブは不完全燃焼していることに…。ご安心を、出てきた「すす」は「ほこり」でした。
◆掃除の時にはじゃまもの扱いされる【煤】も、練り固めたら【墨】になり、美しい文字を生み出す習字につながります。12月に入ってから、3年生以上は書き初めの練習をしています。休み中にも練習をすることになります。どうかご協力を! 【煤】から生まれた【墨】も、習字が終わると、部屋などを汚す「じゃまもの」になってしまいます。教室でも、使った後の筆の置き場所に困っていました。新聞紙に横に並べたり、空き瓶に縦置きする等で対応していました。
ここで、渡辺用務員が、試行錯誤の末、特製「筆掛け」(20本収納可能)を3年生以上の教室に設置しました(写真)。下に墨受け皿も付いています。すごい!