本日午後、須田中学校を会場に、須田小中学校の児童生徒交流会がありました。子供たちの歌声が素敵でした。そして、一番の宝物は、子供たちの「笑顔」です。その宝物を使ってほしいと感じました。
そのために「よく見えないめがね」の話をしました。以下のお読みください。
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その「よく見えないめがねをもった」子供は、今から約140年前にアメリカに生まれました。須田小学校がうまれた後です。その子供は、目が見えない、音も聞こえない、お話することもできない女の子でした。名前は、ヘレン・ケラーです。聞いたこともあるかと思います。本もあります。映画にもなりました。
この人が、こんな素敵な言葉を残しています。
「目が見えないことで、不便なことはある、でも、目が見えるのに、大事なことを見ようとしない人は、本当に かわいそうです。」
ヘレン・ケラーさんが「見ようとした」のは、相手の本当の心です。相手が何に悩み、苦しんでいるのか、でした。確かに、相手の心を感じ取り、相手の立場にたって考えることができれば、いじめに気づき、なくしていくことにつながります。
とは言っても、私たち全員が、目をつぶって生活する訳にはいきません。そこで、この「よく見えないめがね」です。
相手の気持ちになって考えるには、まず、片方の目で、見えるものをしっかり見る。これは今まで通りですね。でも、ここでやめない。さらに、「よく見えないめがね」で、相手が何を思っているのか感じ取る。この2つを組み合わせたら、いじめを見逃さず、悲しい思いをする人をなくすことに繋がるのではないでしょうか。
「よく見えないめがね」を心にもって、家庭、地域、学校で使ってほしいです。