年度の初めの「学校経営方針」の中で、具体的に示した「7つの見える化」の中の一つ、「ふるさと・須田学習」について、報告させていただきます。
◆何のために…
地域のひと・もの・ことについて学び働き掛ける学習活動を通して、「自利利他」(自分のよさを見付け、他者に貢献する)の心を育てるためです。
◆例えば…
【特別活動】
町内で分かれ、中学生と小学生が、保護者や区長さん等の地域住民と、清掃活動を行いました。
【国語・総合】
国語学習や発展させた活動を通して、地域の課題を見付け解決に取り組みました。
加茂市役所の方から加茂の魅力や取組についての講話(プレゼン方法も)を受け、地域が抱える課題について調査活動を行い、プレゼンをし合い、学習ゴールとして、プレゼンを実践する活動を行っています。(交通安全運動、学校図書室の環境整備)
【国語・生活】
生活科の学習で、地域探検した地域の「名物(よさ)」を見付けて、地域の人に再発見してもらうために、カルタづくりをしました。地域にも紹介します。
【特別活動】
一人一鉢の花(ヒヤシンスの水栽培)を行い、学習で利用した施設の方や、安全見守りのために協力いただいた方にプレゼントをしています。
◆現状は…
地域に学習の場を移し、今まで気付かなかったこと(ひと・もの・こと)と出会う場を教育課程に位置付けることは、「ふるさと」を再認識する上で有効(94%の児童が「ふるさと」のよさを認識)です。これらの子供は、自己有用感(91%※1)も高く、他者への貢献(利他)の態度を育ちつつあります。
※「須田や加茂のよさが言えますか」の肯定的な回答の割合(H29.11児童アンケート結果)
授業時間を考慮しながら、「学んだことを地域に発信すること」や「実際に行動すること」を確実に行い、ねらいとする「自利利他」の態度のより明確に育成していきたいと考えています。