壱百四歳の禅師様
平成十六年六月二十四日 加茂法話会
一、宮崎禅師 NHKスペシャル
体がまっすぐになると心がまっすぐになる
私が宮崎奕保、私が永平寺だ。
環境もみな自分だから永平寺を大事にすることが実は自分をだいじにすること
自然は立派だね。
二、同事というは、不違なり、自にも不違なり、侘にも不違なり、譬えば人間の如来は人間に同ぜるが如し、侘をして自に同ぜしめて、後に自をして侘に同ぜしむる道理あるべし、
(形や行動を相手に合わせるということは、逆らわないということです。自分の立場にも逆らわず、相手の立場にも逆らわないことです。たとえば人間としての釈尊は、さとりにいながら人間の言葉で語り、悲しみを共にしたように相手の気持ちを自分の方へ融和させて、その後、自分の慈悲と智慧を相手に同化させる配慮が道にかなったやり方でしょう。)
正法眼蔵菩提薩埵四摂法の巻
三、東井義雄賞受賞作 兵庫県但東町 藤井秀一 六十五歳
木は木でいいの。
石は石でいいの。
良寛さんは良寛さんでいいの。
あなたはあなたでいいの。
四、 「はきものをそろえる」
履き物をそろえると心もそろう
心がそろうと履き物もそろう
脱ぐときにそろえておくと、はくときに心がみだれない
だれかがみだしておいたら、だまってそろえておいてあげよう
そうすればきっと世界中の人の心もそろうでしょう
五、宮崎禅師の言葉
人間はみな仏様だ。仏様のまねをすれば仏
仏様のまねをやめれば凡夫だ
一生死ぬまで仏様のまねをすれば それは本物だよ
六、ご一緒に、三遍、お唱えください
「南無釈迦牟尼仏」
南蒲原郡田上町(護摩堂山の麓) 東龍寺住職 渡辺宣昭 合掌
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