仏法の世界に生きる悦び
平成十三年五月二十八日 加茂法話会
一、第十四回「サラリーマン川柳コンクール」全国優秀作品から
メル友に会ってみたら我が主人
赤い糸やがて夫婦はコードレス
ドットコムどこが混むのと聞く上司
IT化いいえ我が家は愛低下
二、ようこそ、東龍寺のホームページへお越しくださいました。新世紀を迎え、多くの方 々に、東龍寺を知っていただくと共に、皆さんに生きる力をお与えできる法話をお伝え できればと念じ、開設いたしました。
そして、願わくは、実際に、眼で観て、体に感じ、お互いに語り合いに、足を運んで いただきたく存じます。 東龍寺住職 廿三世 渡辺宣昭
三、大智禅師発願文(だいちぜんじほつがんもん)
願わくは、我れ此の父母所生(ぶもしょしょう)の身を以て、三宝(さんぼう)の願海に回向し、一動一静(いちどういちじょう)、法式(ほっしき)に違(い)せず、今身より仏身に至るまで、その中間(ちゅうげん)に於て、生生世世出生入死、仏法を離れず、在在処処、広く衆生を渡して疲厭(ひえん)を生ぜず、或は剣樹刀山(けんじゅとうざん)の上、或はかく湯炉炭(かくとうろたん)のうち、唯これ正法眼蔵を以て重坦(じゅうたん)と為して、随処に主宰とならん、伏して願わくは、三宝証明(しょうみょう)、仏祖護念。
【現代語訳】 角田泰隆老師
願うところは、私は、この父母から受けたところの身体を、大いなる仏法 の世界に投げ入れて、日常生活のあらゆるものごとを、仏の教えにしたがっ て生き、今生の私から、遙か未来に仏として身を受けるまで、その道のりに おいて生まれ変わり死に変わりする中で、仏の教えから離れることなく、そ れぞれの生涯に於いて、広い心をもって生きとし生けるものを進んで助け、 たとえかりに地獄に堕ちて、剣の樹や刀の山の上の苦しみにあっても、どこ にあっても、正法眼蔵を自ら拠り所とし、他に説き明かすことを願いとして、 いたるところで主体的に生きたい。どうか、三宝よ、我れに明かりを与えた まえ。仏祖よ、我れを護りたまえ。
四、 「子孫の祈祷は先祖の祀りにあり」 木崎浩哉老師
東龍寺住職 渡辺宣昭 合掌