おかげさまで ありがとう
加茂法話会 七月二十六日(火)
先日の朝日新聞の「ひととき」欄より
友達から、身長が十センチに少し足りない、お坊さんの人形をいた いた。笠をかぶった柔和なお顔で、後ろに立てる小さな屏風までつ てる。 目にする度、ほんのり心が温かくなってくる。大震災や原発事故 とただでさえ悲しい日々を、少しだけど癒やしてくれる。 この友達も、ここ何年か、ご主人が入退院を繰り返している大変 状態のなかで、病気の後遺症で毎日少しだけどつらい思いをしてい 私を、思いやってくれる。私の方が助けてあげなくちゃいけないの にいつも助けられている。 ある若い友人は夫を亡くしたショックから、歩くことさえ不自由 なったけれど、五,六年で立ち直ってくれた。がんの後遺症があり がらボランティアを続けている友人もいる。 生きていられるだけで、どんなに幸せなことかと、教えてくれる どんなに嫌なことがあっても、私のまわりには良いお友達が何人 いてくれる。どんなに「ありがとう」と言っても言い足りない。屏 には「おかげさまで ありがとう」と書いてあった。私こそ大きな で言いたい。 「おかげさまで ありがとう」
千葉県佐倉市在住 主婦六十四才 |
・お盆を目前に改めてご先祖さまの「お陰さま」を想う。
・「あたりまえの日常」に「お盆」という節目を機会に再確認し、感謝する → 報恩供養 → 利他行(他を利することは巡り巡って自分を利することになる)という道元禅師の御教え
昨日から二十七日までの三日間、当山にて近隣地区の小学生を対象とした「子ども坐禅会」が行われています。
昨日は、テレビ新潟「Teny」が子どもたちの坐禅の様子を取材に来て、
放送は明日水曜日、テレビ新潟「夕方ワイド新潟一番」の中で午後四時の予定です。是非ご覧ください。
五泉市 永谷寺 吉原東玄