仏縁

平成18年12月22日

 一昨年秋の未曾有の大災害・中越地震、被災地山古志村の復興地蔵謹刻の仏縁に恵まれ、大地震で倒れ命を絶たれた杉の大木より、九体の童地蔵を彫り上げました。満面に微笑をたたえたお地蔵さんたちが故郷に帰ったその日、多くの方々が自分の家族を迎え入れるように歓喜され、お地蔵さんを抱きしめられた光景にふれ、みほとけの力が苦況にある人々に感動と勇気を宿すことを強く感じました。

 

 私は、みほとけを謹刻することによってのみ生かされている

S20年生 大佛師 松本明慶

仏縁

中越地震(H16.10)→倒れた大杉で童地蔵謹刻→新潟三越の仏像展(H18)→拝観→思い→実現(H18.5.28弥勒様搬出、同年12.10搬入)

仏像展は祈り・・・長岡開催、国立博物館(上野)開催

新潟市田家 久昌寺 中野睦宗