いのちの花 | |
@ | みほとけの 縁尊し この世にて 今をつくして九十八年 薬師の御堂 法華転ずる 生まれ来る 消え去る 命頂いて 今をつくして九十八年 静かに開花 さわやかに散る おかげさ満で九十八才迄生かさせて頂きました 有難うございます 貞玄 合掌 師匠の一生の足あと最後の命の終わるまでを考えて考えて歌にされました。一生懸命書きましたけど、字がはっきりしませんので一応私が書きました。師匠の精一杯の筆のあとです。お手紙のつもりで。 平成十六年十月三十一日 法玄 合掌 |
A | 「おいしく食べて 元気に死ぬ」 料理研究家 吉沢久子 (食べるものをきちんと食べて、最後まで元気に生きることが大事) |
B | 『いまここに いのちのはなの ほころびにけり』 原田湛玄老師 |
C | 準 備 春だ、庭の小枝にやさしいふくらみが見える それは寒風に吹かれ、雪に埋(うず)もれていた頃からの準備である。 人間は事が迫ってから大騒ぎをする。人間の一生の大事はいつ来るかわからぬ。一歩一歩を確実に。 |
新津市田家 久昌寺 中野睦宗 |