大往生のパスポート
中野睦宗
大往生のパスポート・寿命いっぱい生きること
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医者である早川氏の言葉。
お墓・お骨を移す
・年をとったり体が不自由になるとお墓参りが困難になる。
・子供が県外に出ていき夫婦二人暮しになって、年をとっていずれかが亡くなったりすると子供と暮らすために県外へ→お墓お骨も移す。壇家が減る。
・お墓とお骨を移す手続き→役所に書類、戸籍も生きている人と同じようにある。
僧侶に要求されること
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お葬式・年忌をしっかり務めてお墓を守ってさえくれればいい→都会から変わってきている。
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僧侶の役目は仏の教えを説くこと→聞いている側に伝わっているかどうか。
死を見つめなおす機会を持とう
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大学で死生学・倫理学を盛り込む学科が新設される。死の儀式を実際に経験させる授業。
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以前は死をタブー視していたが最近は表に出てきている、しかし身近な人の死や虫などの死、茶碗が割れてだめになるなど身の回りに死がたくさんあるのに、死というものがなかなか見えない。
早川医師の提唱
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自分の死というものは医者の死ではなく自分の死である、医者に任せっきりではなく元気なうちから自分の死の時について家族と話す機会を持とう。
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自分が死を迎えるときどうするか、延命治療・お葬式・献体・臓器移植等。
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かかりつけの医師・僧侶を持つ。
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最後の場面を練習する、死ぬときは無意識なので→無意識に預金通帳を握って亡くなったお婆さん。
早川医師は幼い頃自分の祖父が死を迎えたとき両親の動揺を見て死というものの大きさを知り、自身が人の最後の場面の手助けができればと医師を志す。
修証義「生を諦め死を諦むるは仏家一大事の因縁なり」
→「生き遂げることは死に切ることである」