Into the Dream
 Patは、大変な映画好きで、特に、ニューシネマパラダイスが好きだそうです。

 ★★★★★ 私の1本  ★★★★ DVDで揃えたい 
 ★★★   是非、一見  ★★    暇なら
 ★ テレビで十分

★★★★★ パリのアメリカ人
 ブロードウエイメロディの前のシーン、パトロンの男の方がジーン・ケリーの話を物陰で聞いて身を引く所が泣けます。

★Falcon and the Snowman JohnSchlesinger'84

 超B級映画。10年以上前、新宿丸井の裏の映画館で見た。SeanPennがメキシコ警察に"This is not America"と言われながらしょっぴかれる所しか印象にない。もちろんその声は、B面後半のあの声です。ちょうど同じ頃見たBirdyという鳥男とNicolasCageの映画と記憶がかぶって困ったものです。
 しかしながら音楽は、全曲別バージョンであったり、Epilogueの代わりにOfframpのThe Batが流れたりするので、Methenyファンは必見です。
 '85PMGコンサートThis is not Americaのカラオケバージョン、イントロが流れて拍手が起こったのですが、あれは、Aznarが歌う事を期待した拍手だったと思います。
 SeanPennの出演作なら俺達は天使じゃない"We are not Angel"がお勧め、演説のシーンは圧巻。

★★★★Nostalghia AndreiTarkovsky'83

 アンドレイタルコフスキーの傑作。タイトルの意味は、異国で生まれ育った土地を思うというロシア語です。PMGのReturn of the Dreamも似たような意味ではないでしょうか?ロシア語もイタリア語もスペイン語もさっぱりなので想像ですが。 Patに限らず、アメリカ映画、音楽がどんなに暗かろうとどこか前向き、もしくは希望を感じられるのに、ここにはそんな雰囲気など微塵もなく、PatMetheny音楽でさえ拒絶されてしまう、少なくとも合う曲はない。
 始まりの朝靄がタルコフスキー映画そのものであり、最後の雪が降るだけのシーンを大スペクトラルにできるのもタルコフスキーである。アメリカ映画の対極にあるものとしてあげさせて戴いた。
 ストーカー、ゾーンの部屋で雨が降る所で流れるボレロ、最高の映画音楽です。
 惑星ソラリスもリメイクされるそうです。

★★★★BladeRunner RidleyScott '82
 いまさらなんでこんな手あかにまみれた映画を紹介するかといえば訳があります。1982年7月10日ロードショウ封切日に見に行ったのですが、音楽がVangelisだと知らずに行って炎のランナーと混同してしまいました。当然音楽と映画共にヒットしたのは、炎のランナーの方、ところが、現在生き残っ
たのはBladeRunnerの方です。
 かつて、武光徹先生が映像と音楽がシンクロしてはまずい。と発言された事があります。炎のランナーはVangelisが映像に音楽をつけた作品BladeRunnerはVangelisの音楽に映像をつけた作品でその差は歴然です。LoveThemeとMemories of Greenは映像史に残る傑作場面です。
 これがPatと何の関係がと思われるでしょうが、Falconの最後、サントラのepilogueが使われず、offrampが使われたのは同じ理由からでしょう。

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