1637      RIBERA,Jusepe de(1591−1652)
   リベカは、家の中で自分の手元にあったエ  してください。」イサクはその子に言った。   サウの晴着をヤコブに着せ、また、子山羊の  「ずいぶん早く見付けたものだなあ。」彼は   毛皮を手と首の周りに巻いた。彼女は自分が  答えた。「主である神様が、そうしてくださ   作ったおいしい料理とパンを、息子のヤコブ  ったのです。」イサクはヤコブに語った。   の手に渡した。ヤコブは父の所へ行くと、こ  「さあ、もっと近寄れ。私はお前が本当に息   う言った。「お父さん。」これに答えて父親  子のエサウかどうか、触ってみたい。」ヤコ   は言った。「私だ。お前はだれかね。」ヤコ  ブは父イサクに近寄り、イサクは彼に触って   ブは父にこう言った。「私は長男のエサウで  言った。「声はヤコブのようだが、手はエサ   す。お父さんの言われた通りにしました。ど  ウのようだな。」   うぞ起きて、私の鹿の料理を食べ、私を祝福                                    創世記 27:01−30