"Christus in het huis van Maria en Martha"   1654-55
                        Johannes Vermeer(1632−1675)

  彼らがさらに旅を続けていると、イエスはある村へ入られた。すると、マ  ルタという女がイエスを家にお迎えした。彼女には、マリヤという妹がいて、  彼女は主の足下に座って、主が語られることに聞き入っていた。ところが、  マルタは接待のことで心が落ち着かず、イエスの所に割り込んで来て訴えた。  「主イエス様。私はあなたのためにこんなに心を配って、ごちそうを作って  おりますのに、この妹は、私だけにやらせて、自分は座り込んで、御言葉に  聞き入っておりますが、それを何ともお思いにならないのですか。何とか妹  におっしゃってください。」主は答えて言われた。「マルタ、マルタ。あな  たはあれもこれもと、いろいろなことに気を配って、思い煩っていますね。  しかし、本当に必要なものは、そんなにあるものではありません。いや、一  つしか無いのです。人に奉仕をするよりも、神さまに奉仕をする方が大切で  す。マリヤはそれを選んだのです。わたしの言葉を聞くこと以上に大切なこ  とはありません。」
ルカ福音書10:38−42