1518   RAPHAELLO Sanzio(1483−1520)
 私が見ていると、激しい風と大きな雲が北 から来て、その周りは輝いており、火を吹き 出していた。その火の真中には、青銅のよう に輝くものがあった。その中から、何か四つ の生き物のようなものが現れ、その様子はこ うであった。彼は人間のような姿をしており、 それぞれ四つの顔と四つの翼を持っていた。 その足は真直で、足の先は子牛の足先のよう であり、磨かれた青銅のように輝いていた。 その翼の下からは、人間の手が四方に出てい た。その四つの生き物の顔と翼は次のようで あった。翼は互いにつながっており、彼らが 前へ行く時には、向きを変えずに行くことが できた。彼らの四つの顔は正面は人間の顔で あり、右側はライオンの顔、左側は牛の顔、 後ろは鷲の顔であった。  エゼキエル書01:01−28