今年、一番最初に成虫になったカブトムシは7月15日に出てきました。それから、2週間ぐらいの間、ほぼ毎日2~4匹がかえって、最高40匹は超えたと思います。

 毎日ゼリーの餌を与え(古いのは捨てて)ました。水もあげました。1学期が終わって、夏休みに入っても、毎日餌替えをしました。お盆も、土・日も、学校に来ました。校長の日課でした。
 現在、生きているのは10匹以下になっています。9月に入ってからの涼しさが影響したのかもしれません。最初のカブトムシがかえってから約2か月。今年の石川小のカブトムシの命の数も残りわずかとなりました。

 さびしい話ばかりではありません。卵が増えてきました。もう卵からかえった幼虫もいます。かえったばかりの幼虫は、まだ透明です。これがまた小さくてキラキラしてかわいいのです。写真をアップしました。何匹いるか、分かりますか?これが大きくなるにつれて、白くなっていきます。


 幼虫の餌は「土」です。栄養のある土を、成虫になるまで3リットル(の土を)食べます。畑の土で10リットルのものが売っていますが、その約1/3を食べるのです。幼虫のまま土の中で冬を越し、春になってまた土を食べて大きくなり、時期が来ると蛹になります。そして、7月中旬にカブトムシの成虫になって出てくるのです。

 死んでいく今の成虫たちの命は、次の世代へ受け継がれていきます。これが毎年、毎年くり返されているのです。