皆さんは、中・高校生や大人になって、「あ~、小学生の時、間違っていたぁ」って思ったことはありませんでしたか?校長の私には、たくさんあります。今日は、その中から2つ紹介します。
1つめです。「赤い靴」(野口雨情作詞・本居長世作曲)の歌詞をご存じですか。私は2番までしか覚えていませんでしたが、以下の歌詞が紹介されています。
赤い靴(くつ) はいてた 女の子
異人(いじん)さんに つれられて 行っちゃった
横浜の 埠頭(はとば)から 船に乗って
異人さんに つれられて 行っちゃった
今では 青い目に なっちゃって
異人さんの お国に いるんだろう
赤い靴 見るたび 考える
異人さんに 逢(あ)うたび 考える
3番も4番もあったのですね。それはそうと、私は小学生のとき、「異人さん」を「いいじいさん」だと思っていました。「いいじいさんに、つれられて、行っちゃった」。歌ってみてください。違和感、ありませんよね。良いおじいさんのところに行くことができて、よかった‥。幸せな歌だとずっと思っていました。
2つめです。今、当校では身体測定(身長と体重)をしていますが、私が小学生のときは、「座高」もありました。何でも1番がいいと思っていた私は、「座高」を測定するとき、人よりも長くなるようにぴーんと背中を精一杯伸ばしていました。毎回、友達のその数値に勝って喜んでいました。
が、考えてみると、座高が高いということは、足が短いことを証明することになる‥。中学校に行ってからは、できるだけ背中を丸めて測定するようになりましたとさ。これも実話です。