子どもが「ネットゲームや動画視聴の約束」が守れなくて困るというのは、当校でも良く聞く話です。前回の学校だよりでも、その関連記事を紹介しました。
これは、スマホやタブレットやゲーム機を買った時点で生まれる問題です。だから、子どもには買い与えないという選択肢があります。買うのであれば、買ったときに約束する(前回お示しした「スマホ18の約束」のように)ことが必要なことは、これまでお願いしてきたとおりです。危険なところに繋がらないようにするのも親の大事な役目であることもお伝えしてきました。
さらに、大事なことが書かれてある記事を見ました。「親の、スマホ等への過度のかかわり(かかわりを見せること)が子どもをだめにする」といった内容です。
親のスマホやタブレット等への過度のかかわる姿により、子どもはそれが良いこと(当たり前のこと)だと認識するようになるそうです。親も、自分がやっているから、子どもの(過度の)利用に対して注意できなくなるのです。注意すれば、「大人だってやってるじゃん」と子どもは反発します。この記事によれば、子どもが時間の約束を守れないのは、親の過度の利用(いつでもどこでも、朝から晩まで、子どもがいても画面に熱中)が原因だと言い切ります。
とは言っても、大人は、スマホを使わなければならないときもあります。注意してほしいことは、「子どもの前で過度な利用の姿を見せない」ことです。一緒に利用するのは良いですが、ここでも長い時間はいけません。大人もメリハリのある利用が大事です。観たいものがあれば子どもが寝てから使うこともオススメです。お店やレストランでは、大人は当然使わない(子どもにも使わせない)ようにすべきだし、食事をしながら動画を観るなんていうのはもってのほかです。いらっしゃる方はパートナーの方とも、また家族の皆さんとも考えてほしい問題です。
親の姿を見て、その家族の環境の中で、子どもは育ちます。子どもはそこで、善悪もこれからの生き方も学んでいきます。