子育てを、ネットゲームやタブレット(ユーチューブなど)視聴、スマホに任せてはいけないと1年生の保護者説明会で話をしました。「利用を1時間という約束を守れる子」の学力が高い話もしました。0時間ではなく1時間というのは子どものストレスを発散するのに(他の時間も効果的に使える)ちょうどいいみたいです。でも平日1時間は多い感じもするので、家庭に合わせて使用時間を決めてください。
 どこで誰とやるかという問題もあります。私は、子どもの部屋でやらせるのではなく、家族(大人)のいるところでやるようにしたらいいと考えています。家族全員の部屋、いわゆるリビングということになるでしょうか。休日は、家族で一緒に・・・。

 最後に、モデルケースを考えてみました。あくまでも、理想ですが、参考にしてみてください。子どもと一緒にできる約束を考えてみてください。
【A家の約束】
(1)ネット環境・親の管理(ゲーム機、タブレット、スマホなど)
*課金ができないように、危険なサイトには繋がらないように設定する。
*毎日、9時以降、繋がらないように設定する。
*知らない人とは繋がらないことや〇歳までという視聴の年齢を守ることを約束する。
*週に1回、子どもの利用状況をチェックする(利用時間・利用内容[ゲーム名など])。
*必要な場合は、危険を避けるために連絡を取り合うため(だけの)の機器(スマホ・携帯)を選ぶ。
(2)平日
*宿題など終わってから、1日30分とする(ネットゲーム・タブレットやスマホの利用、トータルで)。きょうだいがいる場合は1人が独占しない。
*子どもの部屋があっても中に持ち込ませない。大人の前(リビング等)で使う。ただし、8時半までとする。9時までには入浴を終え、〇時には寝る。寝る前に親が機器等を預かる。
(3)休日
*宿題など終わってから、1日最大2時間とする(友達が来ても2時間以上はやらない。ネットゲーム・タブレットやスマホの利用、トータルで)。30分やったら休憩する。
*子どもの部屋があっても中に持ち込ませない。子どもだけで遊ばせず大人の前で使う。寝る前に親が機器等預かる。夜は8時半までの利用とする。

 高校入学までは義務教育期間です。特にこの間(幼児期から中学校卒業まで)は、保護者・親の監督責任(管理)のもと、利用させてほしいと思います。子どもに任せきりにしてはいけません。管理ができないのであれば、スマホなどを親が子どもに購入しないことも良策の1つです。
 小学校に入学してからでは遅いです。幼児期のうちから、使用のきまり(親の管理も)をつくっておくことが必要な時代となりました。