個人的な話になりますがご容赦ください。最近ある方に「いつもにこやかで元気だね。昔からなの?」と聞かれました。一人っ子の私は、子どもの頃は泣き虫で負けず嫌いだったという母親談。
人とかかわることが好きになった(嫌でなくなった)のはどうしてか、考えてみました。その答え、もしかしたら転校のおかげだったかもしれないと思いました。私は、小3、小4、小6、中3になった時に転校しました。
転校の時うまく友達ができず困ったという話も聞きますが、私の場合は、うまくいったのだと思います。一人っ子で家に帰っても遊べなくてつまらないと思っていた私は、転校して早く友達をつくらないと遊びに行けないために、多分、明るく元気に、積極的に(勇気を出して)人にかかわっていこうとしたのだと思います。学級でも誰にでもにこにこと自分から話しかけるといった具合です。
また、それまでの自分を全く知らないところですから、例えば泣き虫だった自分を変える、そういったチャンスが4回もありました。これも自分にとってはプラスになりました。
どちらにしても、明るく元気に勇気を出して声を出せば友達ができる(人とつながれる)ことは、転校のおかげでだんだん身に付いていった…。そんな感じがしています…。
ですが、転校には、残念なこともあります。幼なじみ(ふるさと)がいない(ない)ということです。北海道の旭川で生まれた私は8歳までいました(小1・2の2年)。その後、遠別(小3の1年)、紋別(小4・5の2年)、稚内(小6、中1・2の3年)、福島県の郡山(中3の1年)と転々とした結果、昔の友達はほとんどいません。今であれば、ラインなどでいつまでもつながっていられたでしょうが…。
でも、その土地で新しい友達がたくさん増えました。友達の総数なら負けないと思います。今では、転校に感謝しています。