守門岳
1537m
2012年8月25日
一章
「やはりあなたが頼りです」

 今日は午後6時から我が地区で納涼会がある。その準備を午後3時からしなければならず遠くのお山にはいけないのです。そんな時にかならず頼りになるのが下越の二王子岳や魚沼の守門岳です。今回はニッコウキスゲに逢いたくて大白川コ−スを登る事にしました。大白川コ−スは2003年に一度登った事がありますが急登だった記憶が残っています。

コ−ス 大白川登山口AM5:00(1時間30分)水場(1時間30分)守門岳(10分)青雲岳
タイム 登り3時間(休憩含む)       下り2時間30分


 早朝の5時少し前に登山口に着いてみるとなんと先客がいました石川ナンバ−です。お互いに空が明るくなりかけたので登る準備をしましたが私が早かったので「お先に」と声をかけて登っていきます。

最初はぶな林の中を登って行きます。そんなに急登ではないのですが出だしにしては苦しい登りが続きます。20分程で朝一の苦しい登りが終わるとエデシ尾根にでます。


気持ちのよい細いエデシ尾根を登って行きます。


もう少しで朝陽が顔を出してくれそうですがなかなか出てくれません。




毛猛山魂も越後三山もいまだお目覚めしていません。

 それにしても急登が続きます2003年に一回だけ登っていますがこんな急登だった記憶はありません。あの時はまだ病み上がりだったのですがやはり8年という歳月が体力的に落ちてきているのでしょうか。

布引の滝分岐まで来ました。時間が気になるので今回も寄りません。分岐後はしばらく急登は一休みして気持ちのよいぶな林を登って行きます。


ようやく朝陽が顔を出してきました。


今日も暑くなる感じです今年魚沼市は新潟県内で一番気温が高い日が続いています。

 この岩場は記憶にあります。以前大岩のまん中を登って行きましたが現在は下に巻道が作られてありました。大岩の後も急登が続きます朝陽が当り暑くなって来ました。


守門岳はもう少し登らないと枝が邪魔してます。
遠くに見晴台が見えてきました。 見晴台の手前もえげつない急登です。


見晴台に着きましたここでようやく守門岳の袴岳が確認できます。


登って来たエデシ尾根を振り返ります。


守門岳です。


毛猛山魂です。


越後三山と手前猫のいる唐松山と上、下権現堂山ですね。

まだ急登が続きます。 少し斜度がゆるくなってきました。


畳2畳分位きれいに下草が刈られている
箇所があり展望が効く所に来ました。



浅草岳の展望処みたいです。


その後登山道は少し下りこのコ−スで唯一の水場に向います。


その水場の手前から田子屋からの稜線が見えます。

 貴重な水場です丁度中間点位にあり助かります。水場を過ぎ枯れ沢を登ります。
しばらく枯れ沢を登ると田子屋登山道との分岐点の出ます。通り抜けできませんと書いてありますがしっかりと下草が刈られてありました。


そして三ノ芝(小烏帽子)に出ます期待していたニッコウキスゲとのご対面です。


期待以上です。時期的には遅いのではあまり期待はしていませんでした。


リックを降ろし休憩方々朝のニッコウキスゲとお戯れです。




青い空と白い雲そしてニッコウキスゲもう堪りません。




まだまだたくさんの蕾のニッコウキスゲがあります。
帰りには咲いていてくれるかも知れません。





朝陽に照らされニッコウキスゲも気持良さそうに咲いています。


こちらはまだ朝陽が当たっておらず帰りのお楽しみに取っておきます。




もっとニッコウキスゲとお戯れしたいのはやまやまなれど
帰りの時間が気になるので後ろ髪を引かれる思いですが山頂を目指します



青雲岳と袴岳がはっきりと確認でき登頂意欲が湧きあがります。
男性は一人写っていますが石川ナンバ−の男性です。
私がキスゲとお戯れ中に追い越されてしまいました。



展望のいい早朝の尾根歩きは気温もまだ上がっておらず爽快です。
登山道はしっかりと下草が刈られてあり夜露にも濡れず快適に登っていけます。登山道整備に尽力された大雲沢ヒュッテのご主人に感謝です。


登って来た稜線を振り返ります。


山頂手前の急登を登ります。


山頂が見えました。

 登山口から3時間です朝の8時ですまあ予定通りです。金沢からの男性が先に到着して休憩していました。彼は明日は浅草岳を登るという事です。そんな彼と別れて青雲岳まで足を伸ばします。


里はまだ靄に包まれいまだ目覚めていません。


青雲岳の看板が朝陽に照らされ輝いています。


大岳と中津又岳ですね。


御存知、県央の名峰粟ヶ岳です。


霞んでいますが越後三山です。


袴岳から青雲岳に向う登山道は下草が刈られておらず夜露でズボンが濡れてしまいます。
大白川コ−スはしっかりと刈られていたのですがどうなっているのでしょうか。



夜露が残っている登山道も終わり青雲岳の木道にでると心地よい風が吹いています。


青雲のそよ風を友に。


そよ風に導かれて。


先ずは鐘を。


大岳、中津又岳方面にご挨拶です。


そしてやはり粟ヶ岳にもご挨拶です。


心地よいそよ風を友にはばはばとたたずんでいると大岳方面から
熟年男性が登ってきました。彼は地元の方で年に何回も登っているそうです。


帰りもキスゲさんとお戯れしたいので青雲岳を後にします。


袴岳に戻って来ましたがまだ早い時間なので誰もいません。


今一度お別れのご挨拶です。


越後三山です。


帰ります。




少し雲が広がってきた模様です。




見えてきました三の芝のキスゲさん達が。


朝はまだ陽が当たらなかったキスゲさんも今は陽に照らされ輝いて咲いています。




陽をいっぱい浴びて咲いています。


こちらも。


こちらも。


みなさん咲き誇っています。




時間の許す限りキスゲさんとお戯れです。




山ガ−ルと山ボ−イが登って来ました。
彼女は大きく深呼吸をしました。やはりみなさん思いは一緒です。



今しばらくお戯れできます。




名残惜しいですがたいむりみっとですまた逢う日までお別れです。


浅草岳方面に雲が湧いています。


まだ残雪が残っています。



一気に下ります。



ぶな林も駆け下り。


駐車場が見えてきました。


袴岳に雲が湧いていますやはり夏は朝が勝負のようです。
あまり期待していなかったキスゲさんとのお戯れが叶い
大満足の大白川コ−スでした。


めでたし めでたし