苗場山 |
2145m |
2009年8月3日 |
コース | 祓川登山口〜(3時間)〜雷清水〜(1時間)〜山頂 |
タイム | 登り4時間/下り3時間。 |
姫、苗場山と言えば最近の山行ではらくちんコ−スの小赤沢コ−スばかりでござるに今回はキスゲの咲く祓川コ−スを久しぶり選んでみたのでござる。 | |
爺、今日の夜は奥方と一緒にフェニックスを見に行くんだろ早く帰らないといけないんだろ。 | |
姫、さようでござる故に高速を使える祓川コ−スにしたのでござる。 |
姫、久しぶりの祓川コ−スも整備されているでござるな。ここまでの林道も以前より整備され快適でござった。 | |
爺、それにりっぱなトイレや案内板まであるぞ。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、案内板では所要時間4時間ちょっとでござるな。 | |
爺、まあこんなもんだろう。 |
姫、この熊さんの看板は健在でござるな。 | |
爺、こんな賑やかな百名山じゃ熊さんもちょっこらでてこれないだろ。 |
姫、さてこれからが祓川コ−スの名物枯れ沢の石渡り登山道でござる。表面が余りにも多くの人々が歩いたので丸くなり危ないこと甚だしくすってんころりしないように注意が必要でござる。 | |
爺、行きよいよい帰りが怖い怖いながらも通りゃんせ通りゃんせだな。 | |
姫、さようでござる帰りが怖いのでござる。 |
爺、お〜〜〜〜〜怖!!!!。 |
姫、下ノ芝でござるな。いいペ−スでござる。 |
姫、あの霧の向こうに見える山は霧の塔でござるなきっと。 | |
爺、ほんとけ。 |
姫、ようやく青空が広がってきたでござる今日は快晴のはずなのでござるが。 | |
爺、山の天気は解からないぞ。 | |
姫、またそのような事を。今日は青空に咲くキスゲさんを求めてきたのでござる。 |
姫、ここは名も無き所でござるが好きでござるなここの風景は。 |
姫、この中ノ芝がキスゲ咲く楽園なのでござるが今年は登山道整備で駄目でござるな。 | |
爺、これもしょうがないよ。 | |
姫、さようでござるなでもちとがっくりでござる。 |
姫、ご苦労様でござる上ノ芝に向うでござる。 |
姫、こちらも展望なしでござるながっくりでござる。 |
姫、いままで素通りばかりだったので今回はなるほどでござる。 | |
爺、なるほどな。 | |
姫、さようでござる。 |
姫、ここが分岐点でござる。何時かは霧の塔や小松原湿原を歩いてみたいものでござる。 | |
爺、秋がいいんじゃないのか。爺来年あたりはどうかな。 | |
姫、さようでござるな検討するでござる。 |
姫、そしてこの祓川コ−スのもう一つの名物といえばこの「股すり岩」でござる。なんでこんな名前にしたのか先人のユ−モアに脱帽でござる。 | |
爺、ほんと粋な名前だな天狗の腰掛と神楽岩とかなんてのはありきたりで面白くないし、いままでの下、中、上ノ芝などまったくの平凡な名前だしこれは一本だね。 | |
姫、さようでござる。そして霧の塔これもまたそそられる名前の山でござる。 | |
爺それじゃさっそくご馳走になるとするか「股すり岩」を。 |
姫、股すり岩からの展望でござるたしか以前は下る所に梯子が掛かっておったはずなのでござるが。 |
爺、思ったより美味しくなかったな。 | |
姫、さようでござるな。名前負けでござるかな。 |
爺、神楽ヶ峰からの展望もガスでだめだな。神楽ヶ峰は神楽を舞ってくれないじゃん。爺待てよなんか閃いたぞ。神楽を舞うのは巫女さんだろ。 | |
姫、さようでござるな。巫女さんが舞うと言うことはもしやしてあの「股すり岩」は巫女さんに関する事でなにか陰が隠されているのでござる。つまり股すり岩とはもしかして先人はそこまでウイットに富んでいたのでござるな。それはつまりあの。 | |
爺もう解かったからいいよこれ以上言うと姫が許さないぞ。 | |
姫、了解仕り候 |
姫、今日の巫女さんはご機嫌斜めでござるな。 | |
爺、そういつもご機嫌でいられないよ巫女さんだって疲れるだろ。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、ご機嫌がよければ富士山が見える坂なんでござるなきっと。 | |
爺、そうだな。 | |
姫、なんとか機嫌を直してもらいたいものでござる。 |
姫、ここで美味しい清水で喉を潤して行くでござる。この先山頂台地までの急登に備えて。 | |
爺、そうだな。いいところに清水があるな。 | |
姫、さようでござる。 |
姫、昨晩山頂宿舎で泊まられたみなさんでござるかな。こちらに向って歩いておるでござる。ここからはお花畑もあるのでゆっく鑑賞などしながら登るでござる。 |
爺、お花の名前は。 | |
姫、後で調べておくでござる。 | |
爺まったく!!!。 |
姫、お花畑が終わり今度は雲尾坂とは。 | |
爺、意味不明な坂だな。 | |
姫、凡人の爺にはさっぱり解からないでござる。雲の尻尾に掴りながらこの急な坂を登れということでござるかな。 | |
爺まああ近からず限りなく遠いって感じだな。 |
姫、ハロウィンこんにちは。 | |
爺、なんかに似ているな。 |
姫、今日の山頂展望は諦めたでござる。ささっと帰るでござる。 | |
爺、それがいいみたいだな。とりあえず山頂に行こう。 |
姫、これはなんとこんな所にキスゲさんが咲いていてくれるとは爺は感激でござ〜〜〜〜〜る。 | |
爺、歳をとるとちょっとしたことに直に感激したり激怒したりで困ったもんだ。 | |
姫、姫もばばになれば解かるでござる。 |
姫、キスゲさんありがとう。 |
姫、帰るでござるなにもなっしんぐでござるな。 | |
爺、と言いつつ未練たらしいぞ。 |
姫、雲尾坂がみれん坂にみえてきたでござる。 | |
爺、歌でも歌うか。 | |
姫、今回は止めておくでござる。 | |
爺おやまあ珍しい。 |
爺、花とおじさんだな。 | |
姫、さようでござる。 |
姫、こんなもんでござるな。 | |
爺、こんなもんだな。 |
姫、今日巫女さんはよほどご機嫌斜めなのでござるな。こんなところまでがすでござる。 | |
爺、巫女さんもお疲れなんだよ。 | |
姫、さてこうなると夜が心配でござるフニックスはだいじょうぶかなでござる。 |
姫、なんが下界は大丈夫らしいでござるな。 | |
爺、さあ早く帰って奥方とフニックスを見に行ったら。 | |
姫、さようでござるな。 |
姫、昨晩のフニックスでござる爺の腕が悪く思い通りにいかなかったでござるが見事すばらしいフニックスの舞を大空に舞ってくれたでござる。 | |
爺、奥方も良かったと言っていたぞ。 | |
姫、さようでござるか三尺よりもすばらしい舞でござった。 | |
爺よかったね。 |