光兎山
(966m)
2004年7月25日
この山は雪解けの頃、山頂付近に兎の雪形が現われことから名がついた山である。戦前までは女人禁制の山であった。昔から信仰の山であり、山頂には今でも高校の合格祈願の杭が見られる。そして山頂までアップダウンがありなかなか標高の割にはキツイ山でもある。登山道は良く整備されており歩きやすく適期は新緑の頃と秋であろう。夏場の暑い時期には遠慮したほうがよいかもしれない。 |
コース | 中束登山口〜(90)〜観音峰〜(50)〜雷峰〜(60)〜山頂 |
タイム | 登り 3時間20分 下り 3時間 |
登山口近くの道路沿いに可愛らしく描かれた
登山案内図が掲示されており道に迷う事はない。
兎さんもなかなか粋な計らい をする林道脇に お花の歓迎をうける。 |
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中束登山口 まずご婦人の二人ずれと一緒になり挨拶を交わす。その後登る準備をしているとご婦人が一人車でやってきた。この山は名前のように女性に人気があるのかな。 |
笹峰休み場 登りはじめて15分で休憩所とは ちと早すぎるんでないかと思ったがこのなぞは後で解明した。 |
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千刈コースとの分岐点 この頃になると昨晩の深酒がじわじわと効いて汗が滴り落ち始める。 |
開きぶな | 朝陽がさんさんの急登 |
虚空蔵峰 ここまで登ってきたの にいったん下らなければならなく、 なにかもったいない。 |
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観音峰 もう限界である。水が底をついてしまった早く水場にいかなければ。 |
観音峰から見たはるか遠くの光兎山の山頂である。朝7時から登りはじめておりここまで80分まだ2時間も登らなければならない。 |
「兎雪の水場」 観音峰から少し下った登山道 に水場あり脱兎の如く水場に 直行した。冷たくておいしい水 を飲み体を休めてようやく 元気がでてきた。 |
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水場を過ぎしばらくすると視界がひらけ尾根にでる。初夏ならばここからきもちいい尾根歩きになると思うが今は頭にさんさんと夏の太陽が照りつけてくる。 |
「雷峰」 ここまでできて引き返す人が多い らしく登山口で合った女性の単独者に追い越されてしまった。 |
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雷峰から山頂までまだ2回もアップダウンが待っている。 |
「姥石」 女人禁制の掟を破り登山した女性が石になったという大岩がある |
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最後の急登これがまたキツイ |
あがた石の 道らしいが登りがきつく 寄り道する余裕はなし。 |
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たまらず大蛇さんにまたがり 大休憩をしてしまった。 |
「駒返し」 これがほんとの最後の登りである |
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やっとたどり着いた山頂。名前に似つかわしく手ごわい山である。 それにしても暑い |
山頂でビールを飲みながら 休憩していると蝶が俺の シャツに飛んできた。 |
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こんなおじんの汗臭いシャツのどこがいいのかいっこうに立ち去ろうとしない。カメラを向けても逃げない 何でだろう。 |
帰りも気張っていかなければ ならずそう長いはできないので 下山するがここからの道のりを みるとうんざりしてしまう。 あの三角峰が雷峰でありあそこで引き返す気持ちがわかる。 |
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結局下りもアップダウンがあり3時間程かかってしまった。今日山頂に行ったのは俺と女性の単独者と一組のご夫婦だけのようだ 他の皆さんは雷峰までのようである |
山は高さだけではなくこんな低山こそ水や暑さ対策をしなければならない。
ここの登山道は良く整備されており地元の皆さんの感謝である。