はじめに |
平成13年12月5日 11月に受けた会社の健康診断の結果が届きました。昨年までの判定はすべて【A】なので今回も問題がないだろと思っていたところ、要精密検査でそれも【胃がん検診】になっていました。 いままでぜんぜん胃の具合が悪くなった事もなく5年ほど前から初めた登山のお陰で自分なりに健康には自信を持っていました。 結果は、バリュウム検査で映った胃の真ん中辺の影は問題はなく、胃の上部に潰瘍がみられ生検されてがんが発見されました。 そして平成14年の2月に手術となった訳ですが胃がん闘病記のサイトを検索しても私が受けた胃の上部を切除する噴門側胃切除術が見当たりません。 ほとんどが胃のすべてを切除する全摘もしくは胃の下部を切除する幽門側胃切除術でした。 同じ胃がんの手術でも幽門側胃切除術と噴門側胃切除術とでは術後の後遺症などが違った形で表われ苦労しました。 そして術後幾つかの失敗をしてしまい反省した事などもあり、私と同じ手術方式で切除された方が少しでも参考になればとの思いと、 胃がんになって大勢の方々にお世話になり、感謝の気持ちをすこしでもお返しできればとの思いで今回ホームページを作りました。 |
病理検査結果 | ||||||||||||||
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噴門側胃切除 空腸嚢間置術とは |
いままで噴門側胃切除は逆流性食道炎や少胃のため食量の低下や体重減少、前、後期ダンピング症状などの障害が多く発生し術後の QOL(生活の質、あるいは日常生活全般における快適な暮らし方)が損なわれていたためメリットが殆んどなく胃の上部に出来たがんはすべて全摘が一般的でした。 私も最初は全摘を言われましたが、近年胃の上部に出来たがんでも早期胃がんに対して術後のQOLの改善をはかる目的で縮小手術が盛んにおこなわれ、幽門側の残胃と食道の間に小腸で嚢を作り吻合する方式が進んでおり、全摘にも適用されているが手術が難しいらしい。 この再建法の利点と課題 術後早期の食欲、ダンピング症状、下痢、などは良好であるが噴門弁の切除による逆流性食道炎の発生頻度が高いことである。 |
胃がんのステージ表 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
胃がんのステージはTA、TB、U、VA、VB、W、の 6段階に分類されておりWが最も進んだ進行がんとされる
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闘病ではなく従病にて歩む |
これからの人生において、がんセンターで入院中同室だったOさんより教えていただき感銘をうけた言葉があります。その言葉とは病に対して肩肘など張って闘うのではなく、病とともに仲良くして生きる。 即ち【闘病ではなく従病にて歩む】という事でした。 そしてこの貴重な体験が これからの私の人生において 【いい日旅立ち】になることを願い題名を 【胃胃日旅立ち】とつけました。 |
それでは告知からどうぞ |