2002.釣り紀行。
3月20〜21日(はれ)
場所、春まだ遠い北の空。
メンバー。アバウト妄想釣りクラブ。(ka会長。谿と魚。)
ぽかぽか、いい天気。 | きれいなヤマメ 20cm。 |
先日から吹き続けた暴風も、この日ばかりは静かになった。
いよいよ待ちに待った久々の釣行だ。
先に釣行しているka氏と P.M 2:30に待ち合わせだ。
春先に買った釣りエサも、今日と言う日を待ちこがれたに違いない。
私の愛車は疾風の如く、肌寒さ残る町を駆け抜けていった。
遅い昼飯しをコンビニで済ませ、ka氏と合流。
御前中の釣果は、期待はずれの様子だった。「では、例の場所へ行きましょう。」
私は後に続いた。いつもながらにka氏の車はバーチャル、リアリティの様に
仮想的、非現実的な走行で次々に他のCar−をクリヤーしていく。
もう、あっと言う間に見えなくなった。しかし、私も以外に速く追い付いた。
さっそく自慢の愛竿を渓流に向かって振り延べた。
即座にチビヤマメが青空にキラメイタ。大物を追い求め釣り進んでいると。
黄昏が渓流と海を包みはじめた。
「そろそろ、今日の宿へ行こうか。」とka氏。私はka氏の後に続いた。
ここの宿は素泊まり形式で、とてもリーズナブルな料金だ。
従がってすべてに於いてセルフサービスである。しかし!隣接する割烹料理屋は
とても新鮮な料理を出してくれる。ともするとka氏の支局が使えなくなった今、
次の候補地はここが有力となりそうだ。
釣り談議に華が咲き、気が付くと a.m 0:00を廻ってる!
明日はa.m4:00起床!早々に電気を消した。
早朝の渓流ほど、清々しいものがこの世にあるのだろうか?
渓を眺めるたびに歓喜に浸る。今日も渓に立てる、もうそれだけで十分なのだ。
あとの釣果は、おのづと付いて来るものだ。
本流の泥の濁流は道路工事の影響だろう。我われは支流に入った。
かなりのボサと藪のため、最高水準のテクニックが要求される。
水勢はエサや仕掛けなど、一気に呑み込み流し去ってしまうほどだ!
私は燃えた!この最悪の条件ではたして釣れるか?
第一投、垂れ下がり、行く手を阻む、ボサのすき間に、エサから入れ徐々に
仕掛けを通し、サオ先を通す。喰い浪を見極め、投餌!
すぐ喰った。引き合わせ!しっかり鈎掛かりさせないと!
とにかく、ボサの沢は合わせがむずかしい!イワナ 10cm。魚は居る。
しばらく釣り下るがサイズが伸びない。止めようかと思ったらかなり条件のいい
ポイントがあった。ここ釣って止めよう。
ポイントの上を被うかの様に、木の枝が張り出している。その向こうに魚がいる。
私は仕掛けを流し入れた。うまく喰い浪に入った。即座にアタリ。
仕掛けが枝に絡むのを恐れ、サオ先を水中に入れ安全な所であわせた。
釣り糸が走ったサオを縮める。なかなか寄らない。流れに乗られる。
下の落ち込みに逃げられたら、糸が持たない。なんとか引き寄せた。
メジャーをあてる。イワナ 33cm。サイズのわりにけっこうヒヤヒヤさせられた。
遥か頭上の林道でka氏の叫ぶ声が聞こえた。
きっと大物を仕留めたに違いない!
私は目の前の崖を登って林道へたどりついた。
なかなかのファイト!イワナ33cm | いいつら構えだ。 |
釣果 イワナ 8匹。
ヤマメ 13匹。