☆★ステンレス製品のお手入れ方法★☆

● 上手な使用方法
   
ステンレス製調理器具は、お手入れによって大変長持ちする調理器具です。

● 調理器具全般について
 
空焚きはやけどや火災の原因となります。
本体の変形、取っ手及びつまみの破損のおそれがありますので絶対に空焚きを
しないで下さい。

● 鍋についての注意

@フライパン、炒め鍋等を使用する場合は、必要以上の空焚きはしないで下さい。
A調理後は内容物を入れたままにしないで下さい。
B塩分や酸等を含んだ汚れを付着したまま放置したり、湿気の多い場所での保管は避けて下さい。
C濡れたままや、鉄やアルミ等の異種金属の製品と接触したまま放置させないで下さい。

 『上記2〜4はさびの原因となりますのでご注意下さい』

● ステンレスが錆びにくい秘密

ステンレスが耐久性にすぐれ、錆びにくいのは、基本成分のクロムが空気中の酸素と結合して地金の表面に酸化皮膜(保護皮膜)をつくり、酸化作用(錆び)を防ぐとともに表面保護の働きをしているからです。
 この皮膜は、きわめて薄く肉眼では見えませんが、強固で緻密で、簡単に破壊されたり、侵食されることはありません。また、たとえ何らかの原因この皮膜に傷がついたとしても、その部分に空気が直接触れるようにすれば、たちまち再生されて、元通りの働きをします。
 ところがメッキ製品などの場合は、メッキが傷つけられると露出した地金部分が錆びてきます。
 また、クロムの含有量を増やし、さらにニッケルやモリブデンなどを加えるとより一層皮膜の働きが改善強化され、耐久性が向上します。
したがって、13クロム系より18クロム系、18クロム系より18−8ステンレスの方が耐久性にすぐれ、錆びにくいといえます。