そんな土地に古くから坪源は操業をしています。デコイを作る以前に坪源は「すみつぼ」(大工さんが直線を引くのに使った道具)を作っていました。あまり知られていませんが三条市はかつて全国でも有数な「すみつぼ」の産地だったのです。
当社の創業者は栗山源三といいまして、「すみつぼ」の「つぼ」と「げんぞう」の「げん」を合わせて「つぼげん」という会社名になりました。
本職の大工さんも、いまではあまり本格的な墨壺を使わなくなりました。現在では代わりに巻き尺式で墨の代わりにチョークを使った物や(これも一様墨壺と呼ばれている...なんだかなあ)レーザーポインターなどが使われています。 そんなことがあり、坪源も業務の見直しを迫られ、デコイメーカーへと変わりました。さて、いま「すみつぼ」はインテリアとして注目されることが多くなりました。たとえば家を新築した人が作ってくれた大工の棟梁さんにプレゼントしたり。アンティークショップなどで結構高値で取り引きされたりしています。当社にもまだ少し在庫が残ってますので、興味のある方はぜひお問い合わせください。そのうち特集を組んで紹介します。