
完成した火縄銃を持つ(有)坪源社長
突然の新潟県加茂市の市長の来社に驚いたが、その仕事内容はもっと驚きのものだった。少し前に加茂市の長瀬神社で火事がありました。全焼はしなかったとは思うのですが、そこに片づけられていたお祭り道具が燃えてしまった。それを作って欲しいと、燃え残ったその道具を持ってこられた。
さて、その道具とは.....火縄銃のケースのダミー(←ややこしい)お祭りの日にこれを担いで町を練り歩くそうです。
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火縄銃のケースの復元にあたり、接合部分をはずしてみたところ、ほぞの部分に |
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え〜と「嘉永3年」か...出ました。 |
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当時、庶民には苗字がゆるされてなかったはず。このように氏素性ははっきりわかっている場合は極めて珍しく、もし加茂市に「田村伴六」の子孫の方がまだ住んでいられるのでは?
その後、加茂市長さんよりお電話いただき、お話を聞いたところ、なんと、その子孫がまだ加茂市におられるとのこと。そしてこの「田村伴六」という名前は加茂市在住の建具職人の家に代々伝わる名前だということ。「松本幸四郎」みたいなものか?
現在もその子孫の方が市内に住んでおられるとのことです。
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1.使用素材 |
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さて、この火縄銃が初のお目見えとなりますのが、6月15日の長瀬神社のご巡幸です。午後2時出発で加茂市内の駅前商店街を巡幸するそうです。平日で仕事もあるのですが、当日はなんとしても見に行きたいものです。晴れますように。